鬼頭丈二と伊集院茂夫・さらに坂ノ上慶との関係とは？

俺は鬼頭丈二。

世界中にある奇食を探求する
（奇食ハンター）である。
元が巨大企業経営者であった俺は、
自分で言うのも何だが超資産家。
奇食もしくは秘境探索以外。、
興味がない俺だから、
自慢じゃないが金は腐るほどある！
そして俺に代表される金持ちは、
貧困にあえぐ弱者に
多額支援することが暗黙の了解。
だから坂ノ上高文・伊集院茂夫両氏に誘われ、
今回の（能登復興祈願コンサート）に
かなりの支援をさせてもらっている。

「本当にありがとうございます」

あなた（伊集院）や
坂ノ上さんに誘われたなら、
これぐらい当然の行為です。

伊集院「さすが鬼頭さんですね」

伊集院さんもかなりの支援をされてますな？

伊集院「坂ノ上さんの心意気に応えただけです」

う〜ん。
私も同感です〜。
（グゥ〜グゥ〜）
（グゥ〜グゥ〜）
あらら〜。
私のお腹が鳴ってるすなわち、
ちょうどランチタイムですな。

伊集院「お昼まだだったのですか」

はい。
そう言えば確か関西から、
うまい生姜焼き定食を提供する
（こども食堂の店主）が
能登に屋台を出してくれたとか。

伊集院「鬼頭さんは生姜焼きを食されますか？」

はい。
幼少の頃私の家が貧乏すぎて、
朝昼晩の三食もまともにとれてなかった・・。

道ばたに生えてるタンポポなどの
食べられる雑草や
バッタ・コオロギなどの昆虫。
こういう物を頻繁に食したことが、
今日の奇食探求につながったのです。
そんな私が幼少時に
一番食べたかったのが、
熱々のご飯とお味噌汁、
それに甘辛い生姜焼きのセットです。
成人して社会的成功して、
生姜焼きを毎日のように食べてましたが、
今日まで（うまい）以外の感動がなかったかも・・。

伊集院「・・あなたが求めてた（うまい）以上の感動を与えられる生姜焼き。今回のこども食堂店長が提供される生姜焼きが該当するはずです。本当ならば・・」

どういう意味ですか？

伊集院「・・つい数時間前に、そのこども食堂店長が襲撃されました」

な、何ですと〜！！

伊集院「私と坂ノ上氏が襲撃犯を探索中なのです。人格者でもある店長を襲撃した報いを受けさせるために」

・・・。

伊集院「・・少し話しすぎましたかな？このことはできるだけ周りには他言せずにお願いできますか？」

わかりました・・。

伊集院「では探索途中ですので」

ささっ〜。
伊集院氏が立ち去った。

（そして数分後）

「久しいね丈二〜」

うげっ〜！
け、（坂ノ上）慶さんじゃないか！
あなたまで能登にきてたのかよ？

坂ノ上慶「高文兄貴からの要請でね」

高文兄貴って坂ノ上高文氏か？

坂ノ上慶「そうさ。あんたってあたしが坂ノ上高文の実の妹って知らなかったっけ？」

初耳だよ・・。

坂ノ上慶「ねえ丈二〜？久々に再会したからさ〜今あたしに資金援助してよ？」

・・また新起業か？

坂ノ上慶「ピンポーン」

以前俺が勧めた
オーガニック系企業は？

坂ノ上慶「てへへ〜起業資金全部使い込んじゃってさ〜オーガニック起業はできなかった」

ならば俺が支援した金を
返してもらおう！

坂ノ上慶「今手元にないっての」

・・・。

坂ノ上慶「だから今度の新起業への資金提供いいかい？」

よかねえよ！
あの堅実すぎる
高文氏の妹か本当に？

坂ノ上慶「兄貴は慎重すぎるっての」

それが普通だ！

坂ノ上慶「・・って資金援助は後でいいとして、今は兄貴に調査報告を優先だ」

（ダダッ〜！）

坂ノ上慶さんも立ち去った。
ふう〜。
あの人とは５年前に出会ったが、
毎回毎回企業資金をたかってきて、
未だに一円も返済しないのだ・・。
そんなのを妹に持つ
坂ノ上氏の気苦労は大変だろう・・。

（またもガイヤーズ作者の
鬱が再発のため、
本来なら２月中に終わる予定の
＜能登復興コンサートシリーズ＞が、
かなりずれてくると思われます。
熱心なガイヤーズ読者の方々。
本当に申し訳ございません）

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