アニマルタウンに急行せし伊集院茂夫・冴羽僚！

私は伊集院茂夫。

弱者を虐げ非道を行うクズに対し、
地獄のごとき責め苦を与えて、
本当の地獄に叩き落とす男だ。
人呼んで（拷問ソムリエ）。
今日も私の事務所に、
外道によって日常の平和を奪われた人が、
無念を晴らしてほしい一念で来ている。

「わ、私達の子供を
助けてください！」

今回の依頼人は若き夫婦。
夫婦とも会社員の共働きにて、
突如行方知れずになった
一人息子を見つけてほしいとのこと。

（・・今回は復讐がらみじゃないか。
こういう案件は私より警察だよな？）

夫「私達はアニマルタウンの住人です。そこは治安がとてもいい場所でした」
妻「しかし先日アニマルタウンの町長が替わってから、小学生達の行方不明事件が多発してるんです」
夫「単なる偶然かと思いましたが、その町長が元埼玉県川口市の職員ってことで納得したんです」

・・・まさか
その元職員たる現町長が、
川口市各地で連続発生してる
クルド・中国がらみの犯罪を
黙殺してたと？

夫「そうです。幼児を連れ去り自国で人身売買にかけたり、臓器を抜き取られたりとです・・・」
妻「その札付き町長就任してすぐ、アニマルタウンに不審な中国人・クルド人が増えてきたんです」
夫「やはりというか不法滞在者が増えたのと同時に、街の幼児達が立て続けに行方不明になってきました」

・・・。

妻「そして３日前に我が息子にまで・・・」

・・警察には連絡されました？

夫「はい」

それで警察の対応ですが？

妻「他人事のように邪険でしたよ！」
夫「自分達が子供に付きっきりじゃないから悪いと」
妻「私達は防犯対策がしっかりしてる小学校に通わせてるんですよ？なのに下校中に・・・」
夫「息子に不審な外国人が付きまとってたと目撃者までいたのに」

・・・警察の怠慢極まれりだな・・。

妻「それで伊集院さんにお願いすれば息子を見つけられるかと思いまして・・」

ふむ・・。
復讐という目的ではないですが、
ここまで私に頼み込まれるなら、
できる限りのことをしましょう。

夫「あ、ありがとうございます！」
妻「是非息子を見つけてください！」

わかりました。

（夫婦が帰宅し）

「今回は難題ですね先生」

うむ。
復讐じゃなく人探しだ。
伍代（千隼）でも
詳細をつかめないかもな。

「今回は幸運にも
詳細がわかったよ旦那」

いつ事務所に来たんだ伍代？

伍代「ヤバいネタを旦那に提供しようとサービスだよ」

ほう〜。

流川隆雄「それで情報提供ですが？」
伍代「今回は人外の外道の仕業さ」

どういうことだ？

伍代「アニマルタウンで発生してる幼児連続誘拐だが、デルザーという怪物集団の仕業だよ」

デルザー・・軍団？

伍代「何ですかそれは？」
伍代「俺らが生まれる前、昭和の仮面ライダー７人と激戦した強豪怪人集団だよ。俺らが知ってる狼男・フランケンシュタイン・ミイラ男などの怪物の子孫達が改造手術受け（改造魔人）になり、その強大な力で世界制覇を企てていたそうだ。まあ仮面ライダー達によって全滅されたがな」

流川「その絶滅したデルザーが今日復活して・・」
伍代「令和の時代で世界制覇を再び企ててるのさ」

奴らと幼児誘拐とどう関係ある？

伍代「改造魔人ってのは子供の生き血が好物なんだってさ」

・・・アニマルタウンの幼児達がなぜ狙われる？

伍代「先日町長が替わっただろ？その町長こそデルザーの一員なんだよ」

・・・。

伍代「しかも今さっきでかいニュースが飛び込んできた」

でかいニュース？

伍代「アニマルタウンにもプリキュアがいるんだが、そのプリキュアがデルザーに捕らわれた。確かキュアフレンディ＝犬飼いろはなる少女だったか」

プリキュアまで捕らえてどうするつもりだ？

伍代「幼児達みたいに生き血狙いか？それともプリキュアなら特別な何かを狙ってるかもな」

・・奴らのアジトはわかるか？

伍代「アニマルタウンの北西部にある（アニマルマウンテン）という山だ。その頂上に奴らのアジトらしい建築物がある」

ならば急いで向かうぞ流川！

流川「はい！」

（そこに）

「おい伊集院さん？
あんた達だけで、
デルザー何たらと戦うのかよ？」

貴様（冴羽僚）まで事務所に来てたか。

冴羽僚「そこの白髪兄ちゃん（伍代）と途中会ってな」
伍代「・・このシティーハンターにも幼児誘拐のネタを話したんだよ」

・・・。

冴羽僚「幼児を誘拐して生き血を吸うだあ〜？そんな非道を放置できないってんだよ」
流川「それじゃ冴羽さんも僕達の手伝いしてくださるんですね？」
冴羽僚「ああ。坂ノ上高文さんから今回の任務の前金もらってるし」

坂ノ上氏だと？
貴様の合流は坂ノ上氏が仕組んだのか。

伍代「相変わらず油断ならない男だな」

全くだ。

冴羽僚「ちなみに坂ノ上さんも後から俺らに合流だと。場合によっては昭和仮面ライダー達も加わるそうだ」

わかった。
それではまず我ら３人が
（アニマルマウンテン）に向かい、
可能なら幼児達を救出する。
坂ノ上氏及びライダー等が
合流する云々関係なく！

（伊集院・冴羽僚等も、
いざデルザーのアジトに！
捕らわれたいろは等は、
無事救出されるのか？）

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令和にて再び？！昭和仮面ライダー対（真）デルザー軍団！

（前回の話）

戸狩玄弥・渋谷大智の目の前にて、
犬飼いろは・犬飼こむぎ・兎山悟の３人が
デルザー軍団の荒ワシ師団長に連れさらわれた。

そして取り残された戸狩・渋谷両名の前に、
デルザーと因縁深い城茂が駆けつけた。

（前回同様戸狩解説です）

くそったれ〜！
怪物達にいろは達が
さらわれてもうたやないかい〜！
真っ赤なワシもどき（荒ワシ）が、
３人を捕らえ飛び去ってしもて、
もはや追いかけることは不可能・・。

「ならば俺達が助け出すだけだ」

あんた（城茂）が？
・・って（俺達）って複数で？

城茂「元々デルザーは俺らライダーの宿敵。なら俺含めたライダーで助け出すのは当然だ」
渋谷「他の仮面ライダーはどこにおるんでっか？」

城茂「ほとんどの仮面ライダーが先日前に日本各地に上陸したと聞いてる。俺らは世界各地で悪と戦ってたからな」
渋谷「ならばもうすぐ仮面ライダー集結でんな」
城茂「そういうことだ」

・・おい城茂さんだったな？
わし等も同行させてくれや。

城茂「お前等をか？」

ああ。

渋谷「俺らの目の前で中学生を連れ去るなんて外道のやることや。そんな外道を許せないのが天王寺組やで」
城茂「・・天王寺組だと！？坂ノ上高文が心底憎んでた大阪の極道かか！」

・・・。

城茂「あの温厚な高文が口汚く罵ってた天王寺組が人助け？」
渋谷「人助けしたら悪いんか？」
城茂「関西で血生臭い抗争を引き起こしてるのが天王寺組だろ？そんな奴らを俺が連れていけるか」

・・わし等天王寺組の評判めちゃ悪いやん・・。
まあ関東の天羽組相手との（羽王戦争）で、
すさまじい殺し合いやってもうたからな。

城茂「・・・」

（そこに）

「おい城茂君。
一時的に我らと休戦しないか」

今さっきまで俺らと戦ってた
デルザーの狼長官かいな。

（荒ワシ追いかけずに、
わし等の会話を
こっそり聞いてたんか）

城茂「何寝言ほざく！貴様等の仲間が連れ去ったくせに」
狼「荒ワシなど仲間だと思ってない。私が捕らえた娘達を横取りしたクズだぞ」
渋谷「お前だってクズだろうが！」
狼「由緒正しき狼男を先祖に持つ私は、荒ワシみたいな卑劣な手段はしない。我が（真デルザー軍団）に卑劣な奴は不要」
城茂「真デルザー軍団？」
狼「君らに倒された私に鋼鉄参謀・岩石伯爵などが（あるお方）のお力で強化復活した新世代のデルザーなのだ」
城茂「なら荒ワシもお前と同じだろ」
狼「だからあのような卑劣クズと一緒にするな！狼男の血統にかけ奴を断罪してくれるわ」
城茂「・・・本当に休戦するのだろうな？」
狼「私は嘘は言わない主義だ」
城茂「・・ならば荒ワシの居場所まで案内してもらう」
狼「いいだろう。案内しよう」

ちょっと城茂はん！
こんな奴を信じるのか？

城茂「狼長官はプライドがすごく高い。そういう奴は嘘や卑劣さは嫌いだよな？」
狼「そういうことだ」

・・・。

狼「お前等二人はどうする？」

当然一緒に同行するで。

渋谷「兄貴と同じやで」
狼「それでは私についてくるがいい」

（ブォ〜ン！）

狼長官がジープを用意し、
俺と渋谷を乗せる。

城茂「荒ワシのところまで行ったら、俺らは少女等を助け出す。荒ワシとの戦いは勝手にやるんだな」
狼「それでいい」

ではいざいろは達救出や〜！

（同じ頃）

「城茂からのテレパシーで、
プリキュア含めた３人の中学生が、
デルザーにさらわれたとわかった。
すぐに茂と合流し、
３人を助け出すのだ」

日本に帰国してた風見志郎、
結城丈二・神敬介・山本大介等が、
城茂からのテレパシーを受け、
いざいろは達救出に向かう。

風見志郎「本郷猛・一文字隼人両先輩達にもテレパシーで連絡した。二人も後から合流する」
結城丈二「筑波洋・沖一也・村雨良・南光太郎等も駆けつける手はずだな」
神敬介「久々に昭和ライダーの大暴れか」
山本大介「絶対デルザー許さない！一体どこのどいつが奴らを復活させた？！」
風見志郎「城茂からのテレパシーでは（あのお方）なる存在だと」
神敬介「かつての岩石大首領ポジションか」
結城丈二「とにかく我らが茂に合流を急ぐぞ」

昭和仮面ライダー対デルザー軍団！
令和の時代に再び行われる大戦・・。
ライダー達はいろは達を救出できるか？

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卑劣な荒ワシ団長が犬飼いろは・犬飼こむぎを襲撃する！

（ここはアニマルタウン・
鏡石がある大広場）

わしは戸狩玄弥。

大阪・天王寺組所属の極道や。
東京での用件がうやむやになり、
大阪に戻ろうとしたら迷子になり、
アニマルタウンという場所で、
ブラブラしてるんや・・・。
はあ〜。
手元のお金が足りん・・。
急いで東京にやってきたから、
お金の準備してなかったんや・・。
新幹線代が足りない・・。

「戸狩さん〜。
まだ大阪に帰らないの？」

迎えが来るまで待ってるんや。

犬飼いろは「迎えって？」

交通費が足りないわしのため、
舎弟の一人が迎えに来てくれる手はずやねん。

犬飼こむぎ「迎えが来るまで大広場で暇つぶし？」

そういうこっちゃ。
・・ってでっかい石碑やな。

いろは「石碑じゃなく鏡石です」

鏡石・・？
確かに鏡のように表面がツルツルやな。

こむぎ「こむぎが人間になれたりプリキュアになれたりしたのは鏡石のおかげなんだ〜」

ほうほう〜。

「犬飼さん〜こむぎちゃん〜。
この人は誰なんだい？」

・・いつメガネの中学男子現れたんや？

いろは「あら悟君？大福君の散歩中だったんだね」
兎山悟「そうだよ。今日は涼しいから大福の散歩してたんだ」

大福ってメガネが抱えてる兎かいな？

兎山悟「はい。あなたは犬飼さんのお知り合いですか？」

今さっき知り合ったばかりの
大阪生まれのおじさんや。

兎山悟「？？？」
こむぎ「このおじさん面白いよ〜」
いろは「ふふふ〜確かに面白いよね」

・・・。

いろは「そう言えば戸狩さんと一緒にいた高文さんは？」

デルザー軍団の鋼鉄参謀なる怪人と戦って、
そいつに勝利して立ち去ったんや。

こむぎ「宇宙刑事ニュータカフミに変身して戦ってたよ」
いろは「ニュータカフミってかっこよかったね」
兎山悟「？？？」

おじさんから見てもかっこよかった・・。

（そこに）

「ぐへへへ〜！
見つけたぞプリキュア〜！
デルザーの頭脳たる狼長官が、
貴様等を始末してやるわ！」

（ド〜ン！）

・・さっきの鋼鉄なんとかの仲間か？
軍服着用の狼男風怪人が、
複数の戦闘員引き連れて現れた！

いろは「デルザーって何なの？プリキュアに恨みあるの？！」
狼長官「プリキュアはデルザーにとって忌むべき存在なのだ。そして私にとってはパワーアップできるキーパーツでもあるがね」

キーパーツ？

狼長官「そういうことでプリキュアのガキ二人（いろは・こむぎ）及びメガネを捕らえろ。近くにいるジジイは不要だから始末してな！」

（ジャキ〜ン！）
（ジャキ〜ン！）

戦闘員達が剣を構えて、
わし等めがけて飛びかかってきた！

いろは「いくよこむぎ！」
こむぎ「うん！」

プリキュアだけにさせへん！
坂ノ上高文不在になった今、
わしだけがプリキュア達を守れるんや！
それにわしはまだジジイやないで！
２０代に十分見えるほど若いんや！

（そこに）

「誰も信じない発言しても、
全く面白くありまへんで」

そのキツいツッコミは渋谷やな！

渋谷大智「ようやく見つけましたで戸狩の兄貴！兄貴の手持ちのお金がないから俺が兄貴を迎えに来たんですが、まさか不気味な怪物相手と戦ってたとは」
いろは「・・この人誰？」

わしの頼もしい舎弟である渋谷や！

渋谷「リアルパーフェクトヒューマンはわいのことやねん！」
狼長官「・・・何だこの頭やばい奴は？」
渋谷「誰が頭やばい奴やねん！」

・・お前が言われてるんやで渋谷・・。

渋谷「兄貴とちゃいますの〜？」

わしも正直頭やばいけど、
お前にだけは言われたくないで・・。

狼長官「・・まあ殺される奴が増えただけ。ガキ３人を捕らえるのに邪魔だから始末しろ」

（ダダッ〜！）

戦闘員達がわしと渋谷に飛びかかる。

渋谷「パーフェクトヒューマンなめんなボケがあ〜！」

（ジャキ〜ン！）

懐のナイフを瞬時に取り出した渋谷が、
（ギャシュ〜！）
（ギャシュ〜！）
飛びかかる戦闘員達にナイフで切りつける！
わいも舎弟に負けられんで！

（ギャシュ〜！）
（ギャシュ〜！）
自分のナイフを瞬時に構え、
戦闘員達を次々斬り倒していく！

（ドコ〜ン！）
（ドコ〜ン！）
わし等に斬られた戦闘員達が、
次々爆発していきよる〜。

狼長官「ただの人間に私の部下達が倒されるのか！」
渋谷「天王寺組極道なめんなや！」

そういうこっちゃ〜！

兎山悟「・・大阪最強極道＝天王寺組。二人だけで戦闘員全滅させたってことで最強は本物だったんだ」
いろは「すごい・・」
こむぎ「うんうん〜」

（その時）

「ご苦労だったな狼長官〜
ガキ３人は俺様がいただくぜ〜」

（バアッ〜！）

突如上空から、
ワシの頭をした真っ赤な怪物が飛来し、

いろは「きゃあ〜！」
こむぎ「うわあ〜！」
兎山悟「な、何だこれは！？」

（ギャシュ〜！）
（ギャシュ〜！）

いろは等３人を両手で捕らえ、
（バアッ〜！）
捕らえた３人伴い上空に消えていった・・。

狼長官「おのれ荒ワシ団長があ〜！私の獲物を横取りしおって！」

（シュワァ〜）

上空に消えたワシ怪物を追うため、
狼長官も消えていく・・。

渋谷「いったい何が起こったんや？」

怪物達に子供達がさらわれたんやど。

渋谷「どうします兄貴？」

決まってるやないかい！

３人をわし等で助け出す。

渋谷「そうでんな」

（さらに）

「本当にデルザーが復活したのか。
中学生３人さらって、
何やるつもりなんだ？」

（ド〜ン！）

さらに（真っ赤なＴシャツ着た）
おっさん出現。

おっさん「俺の名は城茂。仮面ライダーストロンガー」

・・・あの伝説の仮面ライダーかいな。

城茂「海外で悪と戦ってた俺が、新たなデルザー出現を聞かされて帰国した。奴らの目的とは何なんだ？」

捕らわれたいろは達の運命は？
戸狩達は彼女らを救出できるか？

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