自信喪失の林田藍里もレジェンドプリキュア覚醒せし！

私は林田藍里・・。

前回にて島田真夢ちゃんが、
非公認とはいえプリキュアになっちゃった。
同じ東北メインアイドルなのに、
真夢ちゃんだけ優遇されてるよね？
あたしってそんなに地味？
個性に乏しいキャラなの〜？
答えてよナレーションさん〜！！
（・・・）
ううう〜。
やっぱあたしって、
アイドルに不向きなんだ・・。
東京でアイドルユニットのセンターだった真夢ちゃん。
片や東北ご当地アイドルの地味すぎキャラの私。
どう見ても釣り合いなどとれないよね・・。

（ここは仙台にある某温泉）

「ねえ藍里？
最近ずっとふさぎこんでるよ？」

な、何でもないよ真夢ちゃん！

島田真夢「先日淫魔達に襲撃され、あたしがキュアビートルになって怪物を撃退してからさ、藍里の顔が険しくなってるよ」

・・・。

島田真夢「ひょっとしてプリキュア覚醒のことうらやましいって思ってる？」

・・ず、ずるい・・。

島田真夢「ずるいって何が？」

真夢ちゃんだけ恵まれすぎだよ！
アイドルとしての経験も豊富で、
歌・ダンス・俳優としての才能もあるし、
プリキュアにまでなれたんだよ真夢ちゃんは！
あたしには真夢ちゃんほど
才能なければ、
芸歴だって長くはないし・・。
こんなあたしが
アイドルなんておかしいよね？

島田真夢「・・それ本心で言ってる？」

えっ？

島田真夢「あなたってアイドルなめてない？」

ど、どうして？

島田真夢「己を否定してる人間がさ、大勢のファンに夢を与えるアイドルなどやれないよ！」

・・・。

島田真夢「アイドルってさ、運や才能も大事だけどね、その二つを生かすのは己の努力なんだよ！」

努力？

島田真夢「藍里ってあたし以上に努力してるでしょ」

歌・ダンス・演芸はもちろん、
英会話にピアノ・バイオリン・・。
アイドルに必要な？スキルを得るために、
あたしなりに努力してるけど。

島田真夢「藍里の努力はあたし以上だよ。毎日食事と睡眠以外ずっとスキル磨きばかりやってるもん」

真夢ちゃんに追いつこうとするには
努力を多くするしかないから。

島田真夢「努力を継続するって結構難しいんだよ。努力した結果がすぐにでるわけじゃないしね」

・・・。

島田真夢「藍里の努力は絶対に報われる。あたしに匹敵するアイドルになるってことでね」

ま、真夢ちゃん・・。

島田真夢「だからって愛しの坂ノ上高文さん争奪戦は負けないよ」

こっちだって真夢ちゃんには負けないもん。

島田真夢「ぷっ〜久々に藍里が笑ってくれたね」

そ、そうかな〜。

島田真夢「その笑顔があればメジャーなアイドルになれるよ」

あ、ありがとね真夢ちゃん〜。

（この後
単独ライブがある真夢ちゃんと別れ、
住んでる合宿所に帰宅です）

さあて〜！
帰ったら歌の練習しようっと。
真夢ちゃんみたいに、
単独ライブをやるためにね〜！

（そこに）

「見つけたわよ林田藍里！
今度こそ捕らえてやる！」

（ド〜ン！）

またあなたね韓鶴子！

韓鶴子「今日は憎たらしい（非公認）プリキュアがいない。あんただけならこいつだけで十分ね」

こいつ？

「俺はコリアンナイト２号！
不甲斐ない１号と違い、
プリキュア捕獲を必ず果たす」

（ド〜ン！）

以前キュアビートル（真夢）に倒された
鎧まとった怪人と同じタイプだわ。

韓鶴子「偉大なる朝鮮民族をサイボーグ手術で強化したコリアンナイトシリーズ。プリキュアじゃないお前など相手にならないわよ」

くっ・・。
このままじゃあたし捕まっちゃう〜！
せめて真夢ちゃんみたいに
プリキュア覚醒できたら・・！

（そこに）

（ピキ〜ン！）

突如あたし以外の
時間が止まったらしく、
（ド〜ン！）
韓鶴子・コリアンナイト２号の動きが止まり、

「今こそレジェンドプリキュアに覚醒です！
重甲ビーファイターの
ジースタッグの力を受け継いだ
キュアスタッグになりなさい！」

（ド〜ン！）

いつ現れたか不明だけど、
異世界プリキュア＝キュアタカフミが、
私にプリキュア覚醒を促す！
・・ならば真夢ちゃんみたいに
レジェンドプリキュアになっちゃうもん！
（無意識に口に出す）
プリキュア〜レジェンドチェンジ〜！
（ピカッ〜！）
あ、あたしの体が、
クワガタムシモチーフの
グリーンカラープリキュアスタイルに！

こ、これが・・キュアスタッグね。

キュアタカフミ「制止した時が動きます。そしたらあなたの手で外道を成敗しなさい」

（シュワァ〜）
キュアタカフミが消滅したと同時に、

韓鶴子「・・またプリキュア覚醒した？！」
２号「ならば拉致ではなく抹殺だな」

制止してた二人が動き出す。
（ジャキ〜ン！）
２号が剣を構え、

２号「くたばれプリキュア〜！」

（ダダッ〜！）
あたしに飛びかかってくる！
ならば私もいかせてもらう！
専用武器キュアスティンガークロー！

（ジャキ〜ン！）
クワガタの角を思わせる巨大爪型武器を構え、
でやあ〜！
（ダダッ〜！）
２号の胸部に向かって突進し、
（ギャシューン！）
巨大な爪で敵腹部を挟み込み、
（ギュルル〜！）
（ギュルル〜！）
すさまじいパワーで
挟んだ怪人を振り回す！

２号「げぎゃあ〜！」

（ガシュ〜！）
挟まれた状態で急速回転された怪人が、
腹部にでかい亀裂を生み出す。
（ガッコ〜ン！）
さらに振り回された怪人を
上空に投げ飛ばすと、
（ドッコ〜ン！）
はるか上空で怪人が爆発していった。

韓鶴子「おのれおのれおのれプリキュア〜！貴様等サタン国家日本の希望など我ら統一協会が必ず滅ぼしてくれるわ！」

（シュワァ〜）
外道のクソババアが撤収した。

・・・これで真夢ちゃんに
少しでも近づけられたかな？
アイドルとしては
まだまだ勝てないけど、
高文さん争奪では、
絶対負けられないと
思った私だった。

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いざ統一協会一味を撃破せよ島田真夢いや新（非公認）プリキュア！

あたし島田真夢。

ふっふっふ〜！
今年もあります（ガイヤーズ夏旅行）〜！

（あんたには関係なくね？）

ちっちっち〜？
大いに関係あるのだよナレーションさ〜ん？！

（ほえっ？）

さささっ〜！
いきなりあたしのスマホ画面を
ナレーションに見せる！
（ジャーン！）
この（坂ノ上高文さんからの
夏旅行招待メール）が目に入らぬか〜！

（ひえ〜！
す、すみませんでした黄門様〜！
・っていきなり水戸黄門シリーズの
黄門様の印籠にビビって
土下座する悪代官させるな！）

あんたが勝手に土下座してるっしょ・・。
とにかく愛しの高文さんから招待されてるんだよ！
ならば公認彼女のあ・た・しが、
旅行参加するのはあ・た・り・前〜！

「真夢ちゃんだけ招待されてないよ・・」

ちっ〜！
（林田）藍里にも
招待メールが届いてたんだった・・。

林田藍里「舌打ちもろ聞こえてる・・」

ギクリ！

林田藍里「今年の行き先って温泉島だったよね」

どこそこ？
聞いたことないね？

林田藍里「たぶん異世界じゃない？」

異世界ならトリコさんがらみじゃん。

林田藍里「トリコさんがらみならグルメ界みたいに、凶暴な怪物が数多く跋扈してるんじゃないの？」

そこは高文さんが考えてるよ。
とにかく招待されたってことで、
気分良く本日のアイドル活動スタート〜！

（今日は
大物芸能人迎えての
ぶらり散歩レポート）

「今日はよろしく頼むぜ
お嬢ちゃん達〜」

こ、こちらこそよろしく・・、
お、お願い・・します・・
八名信夫さん・・。

（注１）

＜この八名信夫さんとは、
昭和のやくざ映画や刑事ドラマなどで
数多くの悪役を演じられた大ベテラン俳優。
悪役メイン俳優メインの
（悪役商会）を結成してます。
通販の青汁を（まずい〜！もう一杯〜！）で、
一躍有名にしたことでも有名です＞

・・・ってやっぱ怖いよ〜！

八名信夫「俺のことやっぱ怖いか？」

・・・。

林田藍里「・・・」

八名さんの質問に答えられないあたし達・・。

八名信夫「悪役ばっかやってたら自然に強面になるからよ。お姉ちゃん達が怖がるのも仕方ないか」

す、すみません・・。

八名信夫「でも俺は悪役に誇り持ってるんだ」

誇りですか。

八名信夫「どんな映画やドラマでもよ、善人の主役だけじゃストーリー進まないだろ？主役を引き立たせられる悪党がいなきゃおもしろくねえってな」

なるほどです。

八名信夫「それに悪役でも目立てるからいいんだ。プロ野球時代よりずっとやりがいあるぜ」

えっ？
八名さんって元プロ野球選手だったんですか？

八名信夫「今の若い連中は知らないぐらい昔だがよ」

（注２）

＜あの張本勲さんがいた
東映フライヤーズ（現日本ハムファイターズ）に
投手として入団してました＞

林田藍里「す、すごいです！」
八名信夫「今メジャーにいる大谷翔平は俺の後輩だな」

大谷選手って元ファイターズだったね。

八名信夫「野球でメジャーになった大谷、野球はイマイチだったけど芸能界でそこそこ有名になった俺。共通点あるじゃないか」

は、ははは・・。

八名信夫「それでは東北ぶらり旅の続きしようや」

わかりました〜。

（その時）

（ウガァ〜！）
（ウガァ〜！）
うわあ〜！
突如不気味な怪物集団が現れた！

林田藍里「以前あたし達を襲撃してきた怪物だよ！」

確か淫魔とかいう・・。

八名信夫「淫魔？これ特撮番組か？」

特撮番組ではなく現実です！

「そうよ現実よ！
偉大なる統一協会が、
東北アイドル二名を
性奴隷として拉致するために！」

（ド〜ン！）

淫魔を率いてたのが、
世界中の敵たる邪教のクソ教祖だわ！

「誰がクソ教祖よ！
偉大なる韓鶴子様は
現世の神なのよ」

・・・頭大丈夫このババア！？

韓鶴子「私は本当に神だっての！」
八名信夫「・・・大川隆法・池田大作レベルのクズ宣言だな」
韓鶴子「黙れ老いぼれ！」
八名信夫「クズに老いぼれ言われたくねえよ！俺は長年悪役やってきたからわかるがよ、こいつは真正のクズ外道だぜ！」

うんうんうん〜！

韓鶴子「サタン集団日本のジジイが何ほざく！」
八名信夫「俺ら日本人がサタンなら、テメェに代表される朝鮮人は腐れ外道じゃないかよ！」

そうだそうだ！
八名さんの言うとおり〜！

韓鶴子「おのれ〜！こうなればジジイを即座にぶっ殺し、アイドル二人を強姦して拉致してやるわ！」

（ウガァ〜！）
（ウガァ〜！）
淫魔達があたし達に迫ってくる！

八名信夫「お嬢ちゃん達は俺が守ってやるぜ」

（ジャキ〜ン！）

近くにあった棒きれを広い、
あたしと藍里をかばうために、
淫魔達に挑んでいく八名さん・・。

林田藍里「む、無茶です！」
八名信夫「俺は老い先短いジジイだぜ。そんなジジイが若いお姉ちゃんを守るためにくたばる。これぞ悪役人生の冥利に尽きるてもんよ」

や、八名さ〜ん！

韓鶴子「だったらすぐにぶっ殺してやるよジジイ〜！」

ううう〜！
た、助けて高文さ〜ん！

（その時）

（ピキ〜ン！）

突如あたしの周りの時間が止まったのか、
（ド〜ン！）
林田や八名さん、
クソババア（韓鶴子）に淫魔等の
動きが止まった・・。

「今こそ覚醒しなさい島田真夢！
レジェンドプリキュアの一人・
キュアビートルに！」

・・この声って確か、
坂ノ上森乃ちゃんが言ってた
異世界プリキュア＝
キュアタカフミさん？

（いつあたしの前に現れた？）

キュアタカフミ「あの重甲ビーファイターの力を受け継いだプリキュアに覚醒し、大切な存在を己の手で守るのです」

わ、わかりました！
（無意識に変身コールを口にする）
プリキュア〜レジェンドチェンジ！
（ピカッ〜！）

うそっ〜！
あ、あたしの体がカブトムシモチーフの、
ブルーカラープリキュアスタイルに！

キュアタカフミ「これより時が動きます。そしたらあなたの力を邪悪な集団に思う存分ふるいなさい」

はい！
（ピカッ〜！）
キュアタカフミが消えた瞬間、
止まってた時間が動き出し、

（ウガァ〜！）
（ウガァ〜！）
淫魔達が再び迫ってきた！
だけど今のあたしなら淫魔など怖くないよ！
でやあ〜！
専用武器・インプットマグナム！

（ジャキ〜ン！）
瞬時で銃を構えだし、
（バシュ〜ン！）
（バシュ〜ン！）
（バシュ〜ン！）
迫る淫魔達を次々銃撃し、
（ガコ〜ン！）
（ガコ〜ン！）
銃撃された淫魔達が次々爆発した！

韓鶴子「おのれ〜！知らないうちにまたも非公認プリキュア出現ね。ならば淫魔では対処は無理」

「すなわち俺様の出番だぜ」

（ジャキ〜ン！）

韓鶴子の後ろから出てきたのは、
屈強な鎧の怪人だわ。

韓鶴子「我が最強護衛＝コリアンナイトよ。青のプリキュアを始末しろ！」
コリアンナイト「了解した！」

（ジャキ〜ン！）

コリアンナイトなる怪人が、
２メートルサイズの剣を構え、

コリアンナイト「くたばれプリキュア〜！」

（ダダッ〜！）
あたしめがけて飛びかかる！
・・・剣には剣だよね・・。
でやあ〜！
必殺武器スティンガーブレード装備！

（ジャキ〜ン！）
瞬時に右手に必殺武器を装着し、
（ギュルル〜！）
ブレード先端が急速回転始め、
うおお〜！
（ダダッ〜！）
あたしもブレード構えて敵怪人に突撃し、
（バッキ〜ン！）
敵怪人の剣をたたき落とし、

コリアンナイト「ぐへっ〜！」

いっけ〜！
プリキュア〜ビートルブレイク〜！

（ギャシューン！）

豪快な必殺斬撃を、
コリアンナイトの腹部に炸裂させた！

コリアンナイト「きゅ、キュアビートル・・・め・・」

（ドッコ〜ン！）
コリアンナイトが大爆発した！

韓鶴子「おのれおのれプリキュア〜次こそお前等をぶっ殺してあげる！」

（シュワァ〜）
クソババア教祖が逃げていった・・。

（戦い終わり）

八名信夫「・・ありがとよ真夢ちゃん」

お怪我はありませんか八名さん？

八名信夫「心配ねえよ。どこもやられてない」

よ、よかった・・。

林田藍里「・・・真夢ちゃん・・」

ど、どうしたの藍里？
助かったのにいきなり怖い顔して？

林田藍里「・・ずるい・・」

ずるい？
プリキュア覚醒したことが？

林田藍里「・・・」

この後無事に番組撮影が終了。
だけど終始藍里の顔が
険しいままだった・・。

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