２０２３年度ガイヤーズ夏旅行に初参加です（結束バンド）！

（ここは某ライブハウス）

「今日も気合い入れて演奏だよ〜！
ぼっちちゃん！」

気合い入れるの苦手です・・。

伊地知虹夏「今日は久々に満席だよ？気合いが自然に入るってもんよね」

それ虹夏ちゃんだけでは？

「あたしも気合い入る」

「わ、私もかな？」

（山田）リョウ先輩に喜多（郁代）さんも？

山田リョウ「だって久々の満席だよ？」
郁代「ミュージシャンなら気合い入るんじゃない？」

・・・・。

伊地知虹夏「ぽっちちゃんも結束バンド加入してだいぶたったでしょ？満席でも堂々やれちゃうよね」

・・・正直自信ないです・・。

（今回の解説担当は、
久々のザ・陰キャ娘＝
後藤ひとりちゃんです）

はあ〜。
今日が満席ってついてないよ〜。
・・って今日のお客って全員見覚えある！？

「がんばれぼっち〜」

うげげ〜！
きょ、恐怖の（坂ノ上）森乃さんもいる〜！

「がんばってくださ〜い」

この声は坂ノ上レイチェルちゃんだった・・。

「君達のバンドを
久々に聴かせてもらう」

（坂ノ上）高文さんまでいる！

森乃「おいぽっち〜！あんたのギターを思う存分堪能してやるよ」
レイチェル「ひとりさんのギター楽しみにしてますから〜」
高文「がんばってくれよ結束バンド」

・・・なんか少しだけ気合い入ったかも。

伊地知虹夏「じゃあ演奏スタート〜！」

（２時間の演奏が終わり）

ふい〜。
２時間ギター弾きまくりで手がしびれる・・。
のどもカラカラだよ〜。

レイチェル「麦茶を飲んでください」

ささっ〜。
ゴクゴクゴクゴク〜。
レイチェルさんが差し出した
麦茶を一気飲み！
ふい〜。
少しは生き返ったかも〜。

高文「相変わらずいい演奏だった」
伊地知虹夏「本当ですか？」
高文「本当さ」
山田リョウ「じゃあ以前言ってた（芸能事務所にスカウト）の話は？」
高文「君達４人の了解次第だが、もし４人とも了解したら喜んで受け入れるよ」
喜多郁代「すなわち大きなステージでデビューですか」
高文「君らの精進次第ではね」

・・・。

高文「さて話は変わるが、君達夏休みの予定は？」
伊地知虹夏「うち等は７月及び８月後半はバイト入ってます」
高文「なら８月上旬は各自予定入ってないとみていいね？」
山田リョウ「はい」
高文「なら君達４人を（恒例のガイヤーズ旅行）に招待したい」

？？？

伊地知虹夏「あのヒーロー連合＝フミダーガイヤーズですか」
高文「そうだ」
山田リョウ「仮面ライダーやスーパー戦隊達が所属してると・・」
高文「またまたそうだ」
喜多郁代「プリキュア達もいるんですよね」
高文「これまたそうだ」

・・・そのプリキュアに、
先月あたしがなっちゃったけど・・。

高文「そう言えばひとり君。君のお父さんのことだが」

父に何か？

高文「確かお父さんは私が経営してる芸能事務所とビジネス提携してる会社に勤務されてるはず」

・・・・。

高文「ならばご家族で旅行に参加してほしい」

・・・。

高文「こちらから招待する以上、交通費及び宿泊費など全ての費用は私が出す」

・・・それじゃ家族と相談します・・。

伊地知虹夏「・・ぽっちちゃんだけずるい〜」

えっ？

伊地知虹夏「た、高文さ〜ん！う、うちのお姉ちゃんも参加させてくれませんか？」
高文「お姉さん？」
伊地知虹夏「あたし等がバイトしてるライブハウスの店長がお姉ちゃんなんです。ほぼ年中無休の姉だから、たまには姉孝行したいと思いまして〜」
高文「いい妹だな君は。ならばお姉さんも参加してもらうかな」
伊地知虹夏「あ、ありがとう〜」
高文「リョウ君と郁代君はどうだ？」
山田リョウ「うちは別にいいです」
喜多郁代「私のとこも別にいいですよ」
高文「そうか。では旅行日程は８月第一週の３日間。行き先は（温泉島）だ」

温泉島？
日本にそんな場所あった？

高文「グルメ界という異世界にある」

？？？

（今回初参加になる結束バンド。
彼らが今年の旅行で
でかい爪痕を残せられるか？
まあぽっち次第でしょうが・・）

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ツーリング伊集院茂夫と新たな異世界来訪者

私は伊集院茂夫。

人知れず極悪外道を葬る男である。
だけど普段の私も人並みの趣味を持つ。

（ブォ〜ン！）
（ブォ〜ン！）

こうやって大型バイクを
高速でかっ飛ばしている。

（伊集院さんの意外な趣味が発覚した
ヒューマンバグ大学動画ですが、
６月３０日にでています）

「お〜い伊集院さ〜ん！
俺達を置いていくなっての」

・・・私だけでバイクを楽しむ予定だったが、
なぜか葵豹馬・南原ちずる両名が同行し、
（豹馬・ちずるは二人乗り）
運転してる豹馬が叫んでる。

葵豹馬「俺らのバイクは伊集院さんのよりスピードでないんだよ」
ちずる「伊集院さんってキャラにあわず飛ばしすぎです〜」

君達が遅すぎだろ？
今我らが走ってるのは高速だ。
高速でスローなのは、
余程なことがない限りまずいんだがね。

葵豹馬「そりゃそうだけどさ・・」
ちずる「飛ばし屋の豹馬ですら伊集院さんのスピードには負けてる・・」

・・・勝手だな君達は。
私がバイクを趣味にすると聞いてた君らが、
私に同行を強引に頼んできたのにか？

ちずる「そりゃそうですけど・・」

まあいい。
近くのドライブインで何か食べるか。

葵豹馬「なら俺はラーメン！」
ちずる「あたしはスパゲティーです」

・・・私にタカる気満々だな・・。

葵豹馬「ギクリ・・」
ちずる「す、すみません〜」

まあいい。
私につき合ってくれたことに
対する感謝の意味合いで、
君らにご馳走しよう。

葵豹馬「さっすが伊集院さん〜」

（珍しい組み合わせで、
ドライブインで食事です）

葵豹馬「ふい〜すんげえうまいラーメンだったぜ〜」
ちずる「スパゲティーもおいしかったです〜」

私が食したハンバーグもうまかったな。

葵豹馬「それじゃバイクを再スタートだぜ」
ちずる「ええ」

今度は高速降りて一般道を走ろう。

葵豹馬「一般道かあ〜」

君達も私に追いつけるだろ？

ちずる「そうですね」

それでは一般道に向かうか。

（その時）

（ガッコ〜ン！）

うわあ〜！
我らの前に何かが落下した！

葵豹馬「うげっ〜！」

（ギュルル〜！）
（ギュルル〜！）

私達のバイクを急停止させ、
落下物との直撃を回避した。

ちずる「な、何が落ちてきたの？」

・・・どうやら人らしい・・。

葵豹馬「人が落ちてきた〜？！」

ありえないが事実だぞ。

「・・ここはどこ？」

「あたし達生きてる？」

落下した存在＝美少年・美少女の二人だな。

美少年「・・あ、アイはどこにいるんだ？」
美少女「ママ〜ママがこの世界にいるんでしょ？」

・・・。

美少年「なああんた達？」

我らかな？

美少年「ああ」
美少女「ここに星野アイって女性いる？」

？？？

美少女「超人気アイドルの星野アイよ」

？？？

ちずる「そんな名前のアイドル聞いたことないわよ」
美少年「・・こっちの世界ではアイは知名度ないんだ」
美少女「でもママがここにいるってキュアタカフミから聞かされてる」

キュアタカフミだと？
盟友・坂ノ上高文氏がよく話されてた
異世界の古代プリキュアがキュアタカフミ。

葵豹馬「なら高文さんに聞いてみようや」
ちずる「そうね」
美少年「あんた達キュアタカフミのこと知ってるのか？」
葵豹馬「一応な」
ちずる「キュアタカフミのことをよく知ってる人（高文）に会わせてあげる」
美少年「本当か？」

ああ。
それで君達の名前を教えてくれないか？

美少年「俺は星野アクア」
美少年「あたしは星野ルビーよ」

（突如現れた謎の二人＝
星野アクア・ルビー。
彼らが出現したのは、
もしかして・・・）

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